冒頭(記事冒頭の3行要約)
昔は普通だった孫育ての習慣の中には、今は避けた方がよいとされているものがあります。うつぶせ寝、口移し、頬ずり、はちみつ、車のチャイルドシート省略などです。この記事を読むと、家族で気をつけたい5つのポイントが分かります。
この記事はこんな人向け
- 孫を預かる予定のじいじ・ばぁば
- 祖父母にやさしく伝えたいパパ・ママ
- 家族で安全の認識をそろえたい方
なぜ昔と今で「避けたいこと」が変わったの?
昔と今で避けたいことが変わったのは、赤ちゃんの安全に関する研究や統計が積み重なってきたからです。当時は普通だったことが、今では事故やリスクの原因として知られるようになりました。
祖父母世代の育児経験は本当に価値あるものですが、安全に関する情報だけは新しいものに合わせるのが安心です。ここからは、特に押さえておきたい5つを紹介します。
1. うつぶせ寝はなぜ避けた方がいいの?
うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを上げる可能性があるため、1歳までは避けるのが推奨です。こども家庭庁も、寝かせるときはあおむけにするよう呼びかけています。
昔は頭の形を整えるためにうつぶせ寝が勧められた時代もありましたが、今は別の方法(向き癖の調整など)で対応します。
家族でそろえたい確認ポイントは次の通りです。
- 昼寝も夜寝もあおむけ
- やわらかい布団・枕は避ける
- 顔の周りに物を置かない
2. 口移しや同じお箸の使い回しはなぜ避けたいの?
口移しや同じお箸の使い回しは、大人の口の中の虫歯菌が赤ちゃんにうつる可能性があるため、現在は避けるのが推奨されています。赤ちゃんの口の中には最初は虫歯菌がなく、生活の中で大人から伝わると言われています。
昔は当たり前のスキンシップでしたが、今は別の方法で愛情を伝えることができます。
代わりにできることは次の通りです。
- 食器やスプーンは赤ちゃん専用のものを使う
- 食べ物を冷ますときは別のスプーンで
- スキンシップは抱っこや手を握ることで
3. はちみつはなぜ1歳まで避けるの?
はちみつは1歳未満の赤ちゃんに与えると、乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳までは避けます。これは現在の育児ガイドラインでも明確に示されています。
ボツリヌス菌は土壌などに自然に存在する菌で、大人の腸では問題になりませんが、赤ちゃんの腸内環境ではまれに増えてしまうことがあります。
うっかり与えがちな場面は次の通りです。
- パンに少しだけ塗ったとき
- ヨーグルトや飲み物に混ぜたとき
- のど飴やシロップに含まれているとき
1歳を過ぎていれば問題ないので、それまでだけ家族で気をつけます。
4. 強い頬ずりやくすぐりすぎは何が問題なの?
強い頬ずりやくすぐりすぎは、赤ちゃんの皮膚を傷つけたり、過剰な刺激になったりするため、加減が必要です。特に新生児期の皮膚は薄く、ひげの当たる頬ずりは肌荒れの原因にもなります。
愛情表現としてはとても素敵ですが、力加減やタイミングを意識すると安心です。
ちょうどよい関わり方の例は次の通りです。
- 頬ずりはやさしく、短時間で
- くすぐりは赤ちゃんが笑っている範囲で
- 髭をそってから頬ずりをする
5. 車での移動時、チャイルドシートを省略するのはなぜダメなの?
チャイルドシートは6歳未満の子どもの着用が法律で義務づけられているため、短時間や近距離でも省略はできません。事故の衝撃から身体を守る最も基本的な備えです。
「ちょっとそこまで」「抱っこしていれば大丈夫」と言われた時代もありましたが、現在は法律でも安全面でも、必ず使うのが基本です。
祖父母が孫を車で送り迎えするときに気をつけたいことは次の通りです。
- 必ずチャイルドシートを装着する
- 一時的な貸し出しサービスを使う方法もある
- 装着方法はパパママに確認しておくと安心
まとめ
ここで紹介したのは、祖父母世代を否定する話ではなく、家族で同じ安全意識を持つための情報です。気になることがあれば、自治体の子育て相談窓口や小児科に相談してみてください。家族で話し合うきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

